十二夜の、十二人 その⑤ 平吹敦史(船長/アントーニオ)

演出家の田野です。

 

昨日沖縄・水納島でのワークショップ(という名の作品づくり)を終えて夜帰京し、

今日は都内・某男子校でワークショップでした。

今日のテーマは「みんながひとりにできること/ひとりがみんなにできること」。

このワークショップ、たぶん私たちの周辺で実施しているもののなかで、

ある意味では最先端のものなんじゃないかと。

演劇ができる可能性、俳優の存在が生徒たちに与えられる可能性、

そして現在学校が抱える様々な問題にフレキシブルに対応できる可能性、

それらの大きさをものすごく感じる、私たちにとっても充実の時間でした。

このプログラム、ぜひ全国の中学校とかで実施したいですね。

50分授業2コマあれば実施が可能です。ぜひご用命ください。

 

・・・えー。

ありがたいことに、日々数々の現場でワークショップの実施をさせていただいており、

そのおかげか、このブログの企画は全然進んでおりません。。。

 

ということで、今日がようやく第5回目の、『十二夜の、十二人』。

今回ご紹介するのは、客演陣から、コチラ。

 

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船長とアントーニオの2役を担当してくれる、平吹敦史さんです。

 

平吹さん、というより、私にとっては“バビィ”ちゃん。

オフィシャルには“元・バビィ”、ですね。

 

平吹さん(・・・慣れないけれど、そう書きます)のことは、

僕が青年団に入った2002年からの知り合いなので、

そう考えると、顔見知りになってから意外と古いですね。。。

RoMTに携わっていただくのは、今回が2回目。

2007年に文学座+青年団自主企画交流シリーズで上演した、

トム・ストッパードの『The Real Thing』に出演していただきました。

あのときのマックス、面白かったなあ。

 

そうそう、去る10月に1週間弱ニューヨークに芝居を観に行ったんですが、

そのときに『The Real Thing』を観ました。自分が演出したもの以来でした。

ユアン・マクレガーとマギー・ギレンホールが出演していて、

まあ期待して観にいったんだけど、、、いやー、あれはちょっと。。。

観たのはプレビュー期間中だったので、あれからよくなったかもしれませんがね。

 

・・・脱線しました。

 

平吹さん、俳優として本当に様々な舞台を経験されていて、

だからなのか、姿勢として柔らかくフレキシブルなところも大いにありつつ、

僕が面白いなあと思うのは逆に、“型”、といいますか。

強固な“バビィ型”みたいなもの、あるいは背筋というか、

それをなくさない無骨さが、魅力的だなあと思っております。

 

そしてその感じ、アントーニオという役にぴったりだと思うわけ。

 

アントーニオって、ちょっと謎で面白い役ですよねえ。

登場した直後以外はずっと韻文で話してるし、

『十二夜』のなかではそんなに登場回数は多くないにもかかわらず、

でも直接観客に話しかけるモノローグがある何人かの人物のひとりだし。

ちょっとした立ち回りもあるし(今回やるかどうかはまだわかりませんが)。

そのうえ、最後はなんか中途半端にほったらかされるし。

 

濃いキャラクターばかり登場する『十二夜』のなかで、

アントーニオがどんな存在感を放っていくのかは、結構みものなんじゃないかなあ。

そこに平吹さんの無骨さを最大限活かしながら、説得力ある在り方を

ぜひぜひ狙っていこうと思っております。はい。

 

第5回目は、アントーニオ(と船長)を演じる、平吹敦史さんでした。