RoMT.

『夏の夜の夢』配役発表!

青年団リンク RoMT第7回公演『夏の夜の夢』の配役を発表します。

 

まずは、驚いてください。

 

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テーセウス        井上幸太郎

アテネ公爵

 

ヒポリュテ        小林真梨恵(waqu:iraz)

公爵と婚約したアマゾン国女王

 

フィロストレート     河村早映

公爵の宮廷祝典長

 

イジーアス        山田宏平

アテネの貴族

 

ハーミア         井上みなみ(青年団)

その娘、ライサンダーの恋人

 

ヘレナ          中野志保実

ハーミアの幼馴染み、ディミートリアスに恋する娘

 

ライサンダー       石渡愛

ハーミアの恋人

 

ディミートリアス     坂川慶成

ハーミアの婚約者、ヘレナの元恋人

 

クインス         藤谷みき

大工、前口上役

 

ボトム          太田宏(青年団)

機屋、ピュラモス役

 

フルート         塚越健一(DULL-COLORED POP)

ふいご直し、ティスベ役

 

スナウト         磯谷雪裕

射掛け屋、塀役

 

スナッグ         浦田大地(ナナイロスペース)

指物師、ライオン役

 

スターヴリング      村井まどか(青年団)

仕立て屋、月光役

 

オーベロン        永井秀樹(青年団)

妖精の王

 

ティターニア       小瀧万梨子(青年団、うさぎストライプ)

妖精の王妃

 

パック          亀山浩史(うさぎストライプ)

オーベロンの手下の妖精、ロビン・グッドフェローとも呼ばれる

 

 

このなかに、人間に扮した妖精たちが紛れ込んでいます。

当日その目でお確かめください。

 

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通常、男性によって演じられるフィロストレート、ライサンダー、クインス、スターヴリングですが、今回のプロダクションでは女性が演じます。特にライサンダーを女性が演じることで、《LGBT》の要素が生まれ、一夜の森の若い恋人たちの状況はますます複雑なものとなります。

 

RoMTで『夏の夜の夢』を取り上げるにあたり、最も大切にしたいのは「多様性」です。

 

かつてシェイクスピアが活躍した劇場の名が“The Globe(地球)”であったことが象徴するように、シェイクスピアの書く喜劇作品に登場するキャラクターたちは常に彩り鮮やかで個性的で、その誰もが多様性あるこの社会を構成して欠かせない、かけがえのない人々です。そうした世界の在り方の肯定の、ひとつの表明の形として、今回のキャスティングの方向性を決定しました。またこの数年、イギリス国内では、ジェンダーを自由に入れ替えてのシェイクスピア作品の上演が盛んに行われており、“All-female Shakespeare”だけでなく、題名役や主役級のキャラクターを女性が演じたりトランスジェンダーが重要な役割を果たすケースが増加しています。こうした動きともいち早く日本から呼応する形で、今回に公演に臨みたいと考えています。

 

どうぞ楽しみ!(田野)